ポメラニアンの特徴

ウチのポメくん

ポメラニアンってどんな犬?特徴と飼い方などを紹介!

ドイツが原産国。
ベンツやBMWを作っている、あのドイツです。
ドイツ北東部からポーランド北西部にまたがる「ポメラニア地方」に
祖先となる犬が住んでいたことが由来だそうです。

大きさや体型は?

ポメラニアンは一般的に小型犬と言われてる通り、小さくて体重も軽いです。
毛量が多いので大きく見える子もいますが、シャワーとか浴びると
「細っ!」「小さっ」と感じたりします。
一般的な大きさと体型は以下のような感じです。

体高13〜28cm
体重1.9kg〜3.5kg

ちなみにウチのポメラニアンは、
体高24cm
体重2.5kg
の男の子です。

人懐っこさは?

基本的に人見知りをしない子が多い印象。

ちなみにウチのポメは、
人をまったく怖がりませんが、他人に触られるのは嫌がります。
でも、オヤツあげる人にはものすごく愛想をふりまきます。
ちゃっかりしているね、キミ・・・

性格は?

元気いっぱいで、好奇心旺盛。
一方で、繊細なところがあり、
飼い主に対してはとくに依存症が強く、とっても甘えん坊。

なにより協調性もあって、多頭飼いにも向いています。
ウチでは後から気の強いトイプードルの女の子を飼ったのですが、
喧嘩もほとんどせず、玩具も寝床もいつもそのトイプードルに譲ってます。
(奪われている、と言ったほうが正しいかもしれません)
初めて多頭飼いをするので、一緒に暮らせるか心配でしたが、
毎日じゃれあっていて(というよりポメラニアンが一方的にちょっかい出している)、
トイプードルに怒られると、シュンとなって大人しくしてます。
基本的に優しいんだと思ってます。

色は?

全部で15種類と言われています。
ウチのコは「クリーム」です。

アレルギーは?

ポメラニアンだから、これ!というアレルギーはありません。
その子(犬)によりけりだと思います。
よく同じドッグフード(チキンならチキンばかり)をかたよって食べさせると
その種類の食べ物に対してアレルギーになりやすいと言われてますが…
これも実際のところ分かりません。
ちなみに、ウチの2頭のワンコには毎日同じドッグフードをあげてますが
これによってアレルギーになってはいないようです。
どうしても気になる場合は、お金がかかりますが
動物病院でアレルギー検査をしてもらうこともできます。

かかりやすい病気は?

小型犬でよく聞く怪我のひとつに、膝蓋骨脱臼があります。
骨が小さくて細いポメラニアンはなりやすいと獣医さんからも聞きました。
あと、少し高いところから飛び降りて骨折したという話もよく耳にします。
対策は、ベッドやソファーを低くしたり、そういう所に乗らせないしつけも有効です。
ウチのコはもうすぐ9歳ですが、幸いまだ一度も骨折や膝蓋骨脱臼にはなってませんが、
フローリングの床で足をよく滑らしたりするので、
床にマットを引いたりして、なるべく足腰に優しい室内環境にするようにしてます。

また、怪我をするとワンコの場合は治療費が高額になるため、
万が一のためにも保険に入ってます。

他には、ポメラニアンで割と多く見かけるのが、
アロペシアX(毛周期停止)という脱毛症(皮膚病?)です。
見た目の変化こそありますが、健康には影響がないとは言われてます。
とはいえ、愛犬が脱毛症になれば飼い主としては辛いことだと思います。
いくつかの治療法で改善した、治ったという話も聞きますが、
病気に至る原因が不明ではっきりとした治療法が見つかっていないようです。

飼い方の注意点(共働きの家庭の場合)

共働きでも飼えるのか?という質問を良く聞かれます。

「飼えますよ、でも、小さいうちはなるべく長時間のお留守番は避けるように
するのが良いですね!」と答えてます。
理由は一人ぼっちのストレスにより「常同障害」になるおそれがあるからです。

最初に飼ったウチのポメは、小さい頃から一人ぼっちの時間が多かったので、
出かけようとすると狂ったように吠えるようになってしまいました…
今は減りましたが、以前は足を何度も何度も舐めたりしてました。

それでもウチは、妻が職場が近いこともあり、比較的早く帰るようにしてくれてました。

できれば早くに家に帰って、お留守番ができるように
幼犬の頃から「しつけ」というか訓練をやるのが良いと思います。

しつけ

“しつけ”は、ネットや本、TVやDVD、トレーナーからも
色々なやり方が紹介されているので、一体どのやり方が良いのだろうと迷ってしまいます。

私も飼いはじめの頃は、「厳しいしつけ」でないといけないと思い込んでいて
怒ってばかりいました。
とても従順で飼い主の言うことを良く聞く犬を飼っている先輩から、
「しつけは小さい頃が一番大事だ、舐められないように主従関係を教えたほうが良い」
と言われて、強くそう思い込んでいた時期がありました。
今思えば本当に酷いことをしていたと反省してます。

その時のしつけ方法として、例えば
「ひっくり返して、暴れても大人しくなるまで動けないように押さえつけ」たり、
「マズル(犬の口先部分)をぐっと手で押さえつけるのが良い」とか。
教えて貰ったことを一通りやってみましたが、結果、どれもうまく行かず・・・
返って人の手をすこし怖がるようになってしまいました。

妻からも「そんなにストイックに厳しくしなくても良いじゃん」と言われたものの、
当時は良く意見の違いでしょっちゅうケンカしてました・・・

でもある時、「とあるブログ」を読んだことと、ちょうどそのタイミングで
妻から
「可愛がるために飼ったんだから、そんなんじゃ犬も私も楽しくないよ。
いつも一人寂しく待っているんだから、一緒にいるときぐらい
優しくしないと可哀想じゃん」
と言われてようやく、その時までの厳しいしつけはやめようと、
段々とそう思えるようになりました。
そのころには、厳しくしてばかりですっかり自分も疲れてしまって、
ちっとも楽しくなくなっていたのです。
そんなはずじゃなかったのに、と。
それからは、最低限のしつけ以外は無理に教えるのを止めました。
そのおかげで今はとても楽しく毎日を一緒に過ごせてます。

犬には厳しさが全くと言ってよいほど伝わりません。理解してくれません。
むしろ一度怖い思いをすると、自分を守ろうとして人に噛んできたり、
逃げたりして、その怖い思いを二度と忘れません。

どうしても改善して欲しい行動があるなら、怒ったり厳しくするしつけより、
良いことをしたときだけ、オヤツを上げたり褒めちぎったりして
ご褒美をあげるしつけが一番覚えてくれます。
例えばオシッコのしつけの場合は、
 ・指定の場所でしなかった場合は、いっさい怒らず、オシッコを何事もなく処理する
 ・してほしい場所でした場合は、盛大に褒める・オヤツをあげる
これを繰り返していたら、いつの間にか覚えてくれました。
ウチはもう一頭飼ってますが、同じやり方で覚えてくれました。
(後から飼ったワンコはペットショップでしつけられていたので楽でした)

しつけというより「トレーニング」と思った方が良いかもしれません。
お互いに楽しみながら、愛情をもって伝えるほうが犬にも人間にも幸せな気がします。

毛の処理

ポメラニアンという犬種はものすごく毛が抜けます。
初めて飼う方はきっとその量にびっくりすると思います。
結構な頻度で掃除機をかけないとすぐに毛のカタマリが部屋のあちこちにたまります。
それと黒い服を着ていると抜け毛が付着して目立ちます。

ですので、飼うなら下記のアイテムは必須です。
・気軽にかけられるコードレス掃除機
・コロコロクリーナー

お手入れ

ポメラニアンの特徴はなんと言ってもその毛艶と毛並みの良さです。
それを維持するためにも、特に念入りにやっておいたほうが良いお手入れは
「ブラッシング」
です。
飼ったばかりの頃は手入れを怠っていたので、
よく毛玉ができてしまって大変でした。
一度できるとなかなか取れなくて、結局その部分だけ切ったりして
綺麗な毛並みが乱れて残念な感じになっていました。

ちなみに、ウチが使っているブラシは
岡野のスリッカーブラシ」です。
もう長年、これしか使っていません。
(もう一頭飼っているトイプードルにも使ってます)
ブラッシングした後、毛艶がとってもキレイになり、
ワンコも痛がらないのでおすすめです。
うちのポメラニアンはブラッシングしている最中に横になって寝てしまいます。
しかも耐久性も抜群です。前のはかれこれ6年は使いました。
結局、また同じのに買い替えたぐらい信頼性高い製品です。

お留守番

とても甘えん坊なので、出かけようとすると盛大に吠えてきます。
まるで「置いてくんじゃねー」と言わんばかりにどなりちらしてきます。
ぐるぐるコマみたいに高速回転しながら。

酷いときはアキレス腱を噛んできます。それもかなり本気で。
犬って本能で急所がわかるんでしょうか。
普段は人にも犬にも襲ったり噛んだりしないとても優しいワンコなのに。

そこで、ひとりぼっちになったらどれだけ不安がっているんだろうと思い、
ある日、家の中にカメラを設置して観察してみたのです。
すると、あれだけ吠えたり暴れまくったりしていた彼が、
出掛けて3分もしないうちに速攻で気持ちよさそうに寝てました。
意外とアッサリとしているようです。

彼は昔から家の中のものをいじったり壊したりせず、
一人でいても良い子で大人しく待っていてくれます。

ポメラニアンは比較的飼い主への依存度が高い犬種のようですので、
できれば小さい頃からしつけで我慢を教えると良いでしょう。

ちなみにウチはお留守番のしつけなんて、とっっっっくに諦めてます。

なお、多頭飼いであっても、ポメラニアンは穏やかで社交的な子が多いので
お留守番のときでも他の犬種とうまくやっていけるようです。
ウチのポメラニアンは自分からケンカをしかけたりすることがありませんので、
仲良くお留守番をしてくれています。

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